最近、立て続けに、地下鉄のトイレで、歯磨きをしている人に遭遇。
まるで、自宅で歯磨きしているような感じで、周りを気にしている様子もない。
会社のトイレで昼食後に歯磨きするというのはよくみる光景だが、公共のトイレというのは、どうなんだろう?
確かに、外出先でも、歯磨きしたくなる気持ちはわかるが、歯を磨くという、かなりプライベートなシーンを、他人に見られて平気という感覚が、なんか、ちょっとおかしくないだろうか?
電車の中での化粧、公衆トイレでの歯磨き・・・
「公共の場」を、誰でも自由に使っていい場と考えるか、みんなで使う場だから他人に迷惑をかける行為はしないと考えるか。
昔の日本人は、後者が圧倒的多数だったと思うが、最近は、他人を思いやる余裕がなくなっていることも原因のひとつだろうが、「個人の自由」と「自分勝手」を混同している人が増えている。
車中の座席も、ほんの少し詰めれば、あと一人座れるのに・・・と思うことが多々ある。しかも、決して、若い人だけではない。スマホでゲームに没頭している中年女性も周りに気遣えない人が多い。
小さな画面を通じた世界ばかり見ていては、現実社会での距離感や全体を捉える感覚がますます退化するに違いない。