韓国の男性向け美容市場の規模は1,200億円なんだとか。
出典:CNN
肌が命の韓国人男性、1200億円超の美容市場支える
一方、日本の男性化粧品の市場規模は1,100億円強。この数字だけで単純に比較はできないのだが、この数字をもとに、人口比から考えると、韓国人男性は、日本人男性の2.5倍以上、美容にお金を使っていることになる。さすが、容姿重視社会の韓国!
残念ながら、最近、若い男子とのおつきあいがあまりないので20代男子の実態調査はできていないが、昔に比べると、肌のキレイな男子が増えたのは確かなように思う。顔だけ見ていると、女子か、男子か、わからな子もいる。これって、ひところ言われた「環境ホルモンによる男性の女性化(?)」と関係しているのかな?いずれにせよ、食べ物が影響しているのは確かだろう。
ゲイの子たちは、ポーチに、化粧水やら乳液やらを2-3種類は持ち歩いているそうだ。こちらの組合員さんは、お肌のお手入れには余念がない。彼らにとって「清潔感」は重要なポイントのようだ。
美容というと若い世代と思いがちだが、、世界一のスピードで高齢社会を迎えた日本のおじさま方は、お肌やヘア、ヒゲのお手入れには相当、気を使っていると見る。最近は、レーザーでイボを取ったり、シミ取りクリームを使っている人も増えている。私よりも、美容にかける金額は多そうだ。
おじさまだって、若く、美しく見られたいのだ。
それで、最近、気づいたのだが、おじさま方は、若い頃に使っていたブランドを律儀に使い続けているん人が多いなということ。化粧品会社にとっっては、ありがたいお客様だろうが、そのことに気づいたのは、あの独特の古臭い香り。このあたりが、おじさま方はわかっていない。どんなに清潔にしても「おじさんクサい」のはいただけない。
同じブランドを使い続ける理由は人それぞれあるだろうが、ひとつは、自分自身が若い頃のイメージのまま同じブランドを使い続けるんだろうということ。そして、ブランドも、ユーザーの年齢とともに老化しているって感じかなぁ。女性雑誌と同じだね。ユーザーとともに年齢を重ねるのはいいが、でも、時代感というものがあるだろうに・・・と思う。
化粧品を使って美しくなりたいというのは、自己満足もあるが、やっぱり、相手あってのことだ。人にどう見られるか、どう感じてもらえるかにお金を払っているようなもの。
日本人の4人に一人が65歳以上の高齢者であることを考えると、女性だけでなく、洗練されたおじさまを増やすために、化粧品会社ができることがもっとあるのではないだろうか?日本の化粧品技術をもってして、シルバーエイジを視野に入れた、新しいコンセプトのメンズコスメが出てきてほしい。