幼稚化する日本人は誰が作る?


基本的にはテレビは見ないが、否が応でも耳に入ってくるときがある。

タレントの不倫やら結婚、都知事の公私混同問題・・・
どうでもいいことを、タレントが議論している。

 

あ〜あ、バカバカしい。聞きたくな〜い!消してくれ〜

 

タレントは仕事でやっているわけだし、視聴者も、内心、どうでもいいと思っているんだろうが、なぜか、そういう番組が成立していることが不思議でならない。

 

昔から低俗な番組はあったが、最近はどこも同じような番組ばかり。
いわゆる、バラエティ。政治も経済もなんでも芸能ネタのように扱われる。コメントするのは、私などは、名前も知らないタレント。

 

NHKの「2000〜2011年の全国個人視聴率調査 」によると、高齢者のテレビ視聴が増えている。

参照:年層による差が さらに広がるテレビ視聴
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2011_12/20111203.pdf

 

自分自身は、見なければそれで良いのだが。
でも、そういう番組を一日中見ている高年者は、これでいいのか?

こんな番組ばかり見ていたら、若い人だけなく、高年者も幼稚化するに違いない。
それにしても、現代人は、私も含め、全体的に幼稚化したと感じる。
今の政治家を見れば一目瞭然だな。残念ながら。

 

まずは自分が気をつけなきゃと思うが、近頃は、70歳になっても、それって、どういう感覚?と思う人も多い。実際、信じられないような事件が起こっていることからも感じる。

内閣府の資料によると、平成24(2012)年の65歳以上の高齢者の刑法犯の検挙人員は、14(2002)年と比較すると、検挙人員では約2倍、犯罪者率では約1.5倍だそうだ。

平成26年版高齢社会白書(概要版)(内閣府ホームページ)
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2014/gaiyou/s1_2_6.html

 

犯罪の全てがテレビの影響とは言わないが、少なからず、影響があるように思う。私自身、バラエティ番組を見ていたら、ストレスがたまって、感覚がおかしくなる。だから見たくないのだ。

密かに、サブリミナルな効果が加えられていたりするのだろうか?と思うくらい、イライラして、気分が悪くなり、平常心の感覚が狂ってしまう。

 

 

私が若い頃は、職業や学歴にかかわらず、歳を重ね、教養豊かな人が身近にたくさんおられた。
単に若かったからそう感じたのだろうか?

 

テレビ視聴がメインの高齢者は、こんなブログなんて見ることもないだろうし、高齢者に向けて発信するなら、テレビでないと伝えられないんだけど、こういう話は、決して、テレビで取り上げられることもない。だから、言っても仕方ないとはわかっているが、言わずにおられない。

 

実際、テレビ視聴率の低下は、番組の質が低下したことが一番の原因だろう。
こんな私でも以前は、是非とも見たい番組があったものだ。NHKスペシャル「驚異の小宇宙 人体」は大好きだった。

そんなNHKでさえ???

 

現在のメインの視聴者(=高年者)が年々減少していくと、次の高年者となる人たちの中には、すでにテレビを見ない人たちも増えているわけで、そうなるとますますテレビの視聴率は低下する。

 

今のメインの視聴者である人たちが、今の番組に満足しているのか、それとも不満があるのかは知らないが、そういう人たちが声をあげないと、番組の質は変わらない。そして、今から質の高い番組を提供していかないと、次の視聴者を獲得できない。

私が言うまでもなく、テレビ局もいろいろ考えているんだろうが、実際は視聴率しか考えてないか?

そして、無料コンテンツに文句は言えないってことか。

 

バカにならないために、垂れ流される情報から身を守るシェルターが必要だね。