やも男君シリーズ第3話 熟女
もし、あなたがやも男君で、女友達に紹介を頼むのなら、年齢のことを言ってはいけない。
60歳過ぎのやも男君たちは、
「できたら45歳くらいの人がいい!」とおっしゃる。
男性の年齢を2で割って7を足した年齢の女性がちょうどいい頃合いという方程式が事実であれば、まだ、控えめな要求であるが、それにしても、聞かされた私は、「はぁ?」って感じである。
ナンパでも、合コンでもして、自力で見つけるのなら全然OK!
実際に、60歳初婚男性が、20歳女子と結婚したという事実も身近で聞いている。ちなみに、この男性は資産家でもなんでもなく、ただ、ず〜っと独身だったらしい。
「熟女は嫌い」と明言する人もいるが・・・
化粧品会社に勤務していた時代、ある上司が
「自分よりも年上の女性を素敵だと思えてはじめてモテる男なんだ」
と言っていた。
この上司は事実、年上の女性から人気があったが、でも、この言葉は、若い支店長を鼓舞するために言っていたのだと思う。
当時、私が勤める化粧品会社の支店長は25歳〜35歳くらいで、販売会社の女性社長や所長さんはほとんどが40歳以上。
若き支店長達は、販売会社の社長や代理店の所長さんに可愛がってもらえなければ、売上はあげられない。そこでは「熟女は嫌い」なんて言っていては、仕事にならないのだ。
しかし、「熟女」という言葉も考えものね。
ここにも、人を「年齢」で括ろうとする罠がしかけられている。
熟女をどう定義するかによるが、考えてみれば、「熟女」という言葉からは、若々しさが感じられない。そういう意味で「熟女は嫌い」は、あり得るのかもしれない。
私も「熟年男性」を紹介すると言われたら、間違いなく遠慮する。そんなこと贅沢だ!と言われても、イヤなものはイヤだ。
Z社長が「ボクは嘘はつけません!熟女は嫌いです!」と言った気持ちが、このブログを書いていて、理解できたような気がする。
しかしながら、女性に対して「熟女は嫌いです!」と言って、やも男君の株があがるとは思えない。くれぐれも言葉遣いにはご用心。