年相応に魅力的な女性


何かで見かけた「年相応に魅力的なマダム」という表現。
とてもいいな表現だなと思った。

madam~という呼び方は、フランス人なら、普通に、そう呼ばれているんだろうけど、音の響きとして、大人の女性として認められた感があるように思う。

大阪弁で「年相応に魅力的なおばちゃん!」と言うと、愛され感たっぷりだけど、女の部分が欠落した表現になってしまう。

おばちゃんとマダムの違いは、そこに「女性としての敬意」を感じられるかどうかってことかな。

「おばちゃん」に変わるよい呼び方はないものか?せめて、「おばさま」だと違うかな?大阪で、「マダ〜ム」という呼び方を流行らせてみようか?

「美魔女」という言葉は、ある出版社の造語で、登録商標されているそうだが、もともとの定義とは異なり、単に「若く見える」ことだけが強調されて使われているように感じる。

なんだかんだ言ったって、美しいことより、若いことがいいのか?って感じ。こんなこと言っている限り、日本は幼稚文化から抜け出せないね。

最近、若い男性と話をして、彼らは、私が思うほどには、女性の年齢は気にしていないのかも?と感じた。結局、魅力的な人であれば、性別も、年齢も関係ないってこと。

メディアを通じて、日々、日本女性に植え付けられている「若い=良いこと」的な固定観念も、そうすることで、儲かるビジネスがあるってことだ。こんなことに、いちいち惑わされる必要はまったくもってないのだ。

これって、男性が「薄毛=もてない」と思い込んでいるのと同じ。

薄毛を本人が気にしたり、コンプレックスを感じていると、見ている方も辛いけれど、清潔な薄毛は、ほとんどの女性は気にしていないものだ。スキンヘッドとまではいかずとも、丸刈り(っていうのかな?)にしたら、よほど格好いい。

老いに逆らう「アンチエイジング」は、突き詰めれば、年齢に縛られているのと同じ。

年齢に縛られない「エイジフリー」な気持ちで、エイジング(熟成)を楽しみたいね。70歳になってもスカートとハイヒールが似合う、そんなマダムが私の目標。