今年3月末、東京・渋谷区で、全国で初めて、「同性婚」にパートナーシップ証明書を発行する条例が成立したが、日本で、LGBTと聞いて、まだまだピンと来る人は少ないかな?
LGBTは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と体の性の不一致)の頭文字をとった総称で、性的マイノリティを表す。
私がM君を紹介されたのは、ガールズトーク(www.girlstalk.jp)のコンテンツ制作がきっかけ。彼はゲイで、ドラァグクイーンといくバス旅行やボーリング大会を一緒に企画した。
はじめて会った日、彼は仕事帰りに、スーツ姿で現れた。着こなしも可愛いし、ネクタイもお洒落。普通の男の子じゃん!
たぶん、お互い少々緊張していたと思うが、M君はとてもインテリで、話も面白く、すぐに意気投合した。
このブログを書きながら思い出したけれど、高校時代はメイクをして登校している男子生徒がいたし、大学生の頃にバイトしていたレコード店はミナミの歓楽街に近いこともあり、いまでいうところの、ニューハーフも、ゲイも、レズも、いろんなお客さんが来ていた。
最近は、近所のカフェやスーパーマーケットでもゲイカップルを見かけることが増えたなぁ〜と感じる。韓国、中国からもたくさん来ているように思う。
そんな話をしたら、「そうでしょ?見たらわかりますよね〜」って言っていたから、多分、間違ってないんじゃないかな。
私が目にする彼らは、本当に楽しそうに話をしているし、お洒落な人が多い。先日知り合った彼らも素敵な人達だった。もちろん、色んなタイプの人がいると思うけど。
テレビドラマSATC(Sex and the City)の中で、キャリーが「NYにいるイイオトコは、みんなゲイなんだから!」なんて台詞があったけれど、日本もそれに近づいてきたような・・・・
とはいえ、一部のタレントを除いては、職場でカミングアウトしている人は、ほとんどいないのが現実。
企業も「社員の多様性を生かす」というところが増えているが、日本の場合、まずは、女性の登用に重点がおかれているように感じるし、性的マイノリティへのケアなどは、まだまだ、先のことだろうなぁ〜。
私は、日本人の宗教観からみて、欧米に比べると、比較的、寛容なんじゃないかな〜と思っているのだけど。ただ、世間の目を気にして、自分の考えをはっきり言わない、言えない人が多いところが問題ね。
ゲイだ、レズだ、バイだと区別する必要もなく、性的マイノリティーなんて言葉自体が使われなくなるくらい「世の中、いろんな人がいるよね〜。」と、大らかに、自然に受け入れられる社会になればいいね。
異性であれ、同性であれ、人が人を好きになることはとても素晴らしいし、人を好きになるエネルギーが、世の中を明るく、経済も活性化して行く気がする。
昔、母に「恋愛するにはエネルギーが必要よ」と言われたことがある。
今の日本にはそういう「人を好きになる」エネルギーが不足しているんじゃないだろうか?
かくいう私自身、恋愛エネルギーをチャージしなくっちゃ!