通りすがりに入った中華居酒屋のオーナーは、31歳の笑顔の可愛い中国人女性。
私が訪れた日は、週末の午後7時という時間帯にもかかわらず、2組ほどのお客様しかいず、愛想の良いオーナーは、いろいろ話しかけてくる。一緒に行った友人は中国貿易もしているので、話が弾んだ。
国籍を問わず、かわいい女性は、やっぱり得をする。気のいい日本のおじさんは、応援したくなるようだ。
彼女は、ご主人とお子さんを中国に残して、一人で、お店を切り盛りしている。
友人が「中国に、戻りたくないの?」と尋ねると、
彼女は「この前、中国に帰ってきたところ。でも、子供がもう少し大きくなったら、日本で一緒に暮らしたい。中国は騙されるから」と。
友人は「僕らは商売で騙されるけど、中国人同士でも騙されるの?」と驚く。
彼女「はい。お金を渡して、お釣りが偽札ということがいっぱいあります。」
はぁ〜、やっぱり、そんなに多いのか?
2年ほど前、中国とビジネスをしている人が「中国は、お金を印刷して水増ししているとしか思えない」と言われていたのを思い出す。
ニュースで偽札が多いと聞くし、中国で人民元札で支払ったときにやたらとチェックされた覚えもあるが、現地の人の生の声を聞くと、やっぱり驚く。