人は、出会うべくして出会うようになっているのかな〜と実感したこと。
2013年5月、私には人を見る目がないのか?と自信喪失気味の頃に届いた1通のメール。以前、名刺交換をした方(KAさん)らしいが記憶にない。内容は「働く女性のメンタリング・モニター募集」。通常3万円が3千円!
メンタリングってなに?
メンタリング(Mentoring)とは、人の育成、指導方法の一つ。指示や命令によらず、メンター(Mentor)と呼ばれる指導者が、対話による気づきと助言による被育成者たるプロテジェ(protégé)ないしメンティー(Mentee)本人と、関係をむすび自発的・自律的な発達を促す方法である。
参照:Wikipedia メンタリング
よくわからないが、気分転換に受けてみた。それから2ヶ月後の7月にKさん主催のランチ会に参加して、そこで名刺交換したSMさん。
SMさんは「女性経営者の専属スタイリスト」を業としていて、元気で活発な生き生きと働く女性。10名くらい参加者がいたが、印象に残ったのは彼女ひとり。美形でスタイルもGood。私はこの手の女性に弱いらしい。だが、それ以来、SMさんに会う機会はなかった。
2014年秋、パキスタンの革を日本に売りたい!というパキスタン人Aちゃんのお手伝いをしていたときに、十数年来の知人(HM氏)に紹介されたアパレル雑貨の企画・製造をしているIT氏。
IT氏は商品を気に入ってくれて、早速リクエストを受けたのだが、条件が合わず、見送りとなった。紹介者のHM氏から、一度は事務所を訪問しておくようにとの連絡を受け、IT氏に電話したところ「条件があわないのだから、会ってもお互いに時間の無駄。忙しいから来なくていい」とけんもほろろに断られたが、「近くに行く用事があるので(これは事実)、ご挨拶にだけ伺わせてください」と無理やり押しかけた。
忙しい時期に、しかも、来てほしくない客がきたわけだから、相手は憮然とした応対で・・・
私
(ありゃ、困ったわぁ〜 何か、話しなくちゃ〜。)
いい声ですねぇ。
その声でバッグを販売したら、女性ならコロリと買っちゃいますよ!
IT氏
(表情が明るく変わって)
そうなんです!!ボク、販売の方が得意なんです!
そうや、そうや・・・。今年はショップをオープンしようと思っていたのに。すっかり忘れてました!
ほら、これ(不動産屋の資料)・・・
結局、なんだかんだと話がはずみ、意気投合。
帰りには「IT氏のバッグをSMさんに紹介したらいいかも〜」と思っていた。
そんなIT氏の展示会をお手伝いすることになった。
そして、8月6日、展示会の最終日のしかも終了30分前、二人の女性がブースにやってきて、IT氏に名刺を渡してほしいと頼まれた。
名刺に目を落とすと、どこかで見たような名前が・・・
私
SM・・・・
(見上げて)
あら?SMさん?シラカワです。ランチ会でお会いした・・・・
SMさん
あ〜、神戸のランチ会で!
主催者の方、あ〜、名前思い出せないけど。
シラカワさんのことは、覚えてますよ!
SMさんもクライアントのお手伝いで来ていたらしく、IT氏は展示会中、いろんなブースを回って話をしていたようだ。
IT氏は、アパレルの接客業をしていた頃、女性上司から「話をするときは笑顔で!」を叩き込まれたそうだ。それに、柔らかな口調(神戸の男性は大阪とはちょっと違うね)がプラスされて、女性を心地よくさせるのかな?相手が安心するというか、そういう話し方。プライベートでも大きな武器になっている模様〜。
そんなIT氏は、週末は剣道の指導者をしているのだが、会話の中でSMさんも剣道をしていたことが判明。しかも、IT氏の道場で、右腕である女性指導者とSMさんが同じ道場に通っていた小学校の同級生!
こんなことってあるのねぇ〜。世間って狭い〜!
私が紹介するまでもなく、二人はつながっていたのねぇ〜。
早速、9月末にSMさんが開催するコーディネート会に、IT氏のバッグも並ぶという話も進みつつある。
人の出会いって、神様が計画しているのか?
一定の範囲をぐるぐる回っている(回されている?)だけなのか?
よくわからないけれど、私がIT氏の事務所に無理やり押しかけたことも、IT氏が展示会場を回ってしてきた世間話も、ぜ〜んぶ、つながっていくのが不思議。
経験には無駄なことはひとつもないのね〜