脳と栄養


鬱っぽい・・・

30歳になる姪からヘルプの電話
「なんか、うつっぽくなるねん・・・」。

電話の向こうで泣いているみたい。

 

彼女はいまも大学院に通う学生で、毎日、深夜まで研究だか、なんだかしている。一人暮らし歴は10年以上で、食べるものも偏りがちだし、睡眠時間も少ない。その上、まもなく留学を控えていて、ストレスもあるだようだ。

 

私に何ができるかな?

 

数ヶ月前に自分自身が不調に陥った経験から、脳の栄養が不足しているのね?と考え、私が販売しているサプリメントを送った。

 

このサプリメントは、100%鶏のトサカを原料にしたもの。アミノ酸、ビタミン、ミネラルが多種類含まれている。

アミノ酸は、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、セリン、イソロイシン、プロリン、スレオニン、シスチン、アスパラギン酸、グルタミン酸、トリプトファン、リジン、メチオニン、ヒドロキシリジン、チロシン、アルギニン、ヒドロキシプロリン、ヒスチジン、フェニルアラニン。

ビタミンは、A、B1、B2、B6、B12、C、D、K、ナイアシン、葉酸、パントテン酸。

ミネラルは、ナトリウム、マグネシウム、リン、マンガン、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅。

 

当初、このサプリメントの原型となる商品を紹介されたときは今更ヒアルロン酸なんて・・・と興味はなかったが、原料がトサカときいて、それなら良いかも知れないと考え商品化した。

ビタミンCを単体で摂るよりも、りんごを丸ごと食べる方が良いというのが私の考え方。本来、サプリメントは好きではないが、私自身がこの商品で調子を回復できたことが効果の証だ。

 

人は不調に陥ると、結果としての「不調」だけに目を向けがちだ。胃が痛ければ胃薬、頭が痛いといえば鎮痛剤・・・。これらは単に対処療法で、根本治療にはつながらない。

人の身体は脳が支配していると、私は思う。
健康であるためには、まず、脳が健康であることが重要だ。
そして、脳が正常にはたらくためには栄養素が必要。
このことを知らない人が多いように思う。

 

たとえば、うつの患者は、脳内のセロトニンの量が少なくなっているか、働きが悪くなっていることが知られている。このセロトニンは、必須アミノ酸であるトリプトファンからしかつくられない。つまり、トリプトファンを摂らなければ、脳内のセロトニンの量を増やすことはできない。

こう聞くと、トリプトファンだけ摂ればいいと考えがちだが、栄養素を代謝するためには、ビタミン、ミネラルが不可欠。だから、できるだけ、食物から摂ることを心がけたい。

脳が健康、つまり正常にはたらいていれば、身体は、必要な栄養素を自然と欲するのではないか?と思う。

だから、私は、食べたいものを、食べたいだけ食べる。
食べたいだけ食べるという意味は、たくさん食べたければたくさん食べるし、少ししか食べたくなければ、少しだけということ。これが私の健康法。

年齢の割には太っていないので、我慢して食事コントロールをしているように思われがちだが、単に、身体が欲するままに従っているだけなんだけどね。

 

姪がサプリメントを飲み始めて2日目、寝起きが違う気がすると報告があり、3日目の今朝、電話がはいった。


おばちゃん、あれ、スゴイ!
朝から元気に起きられるし、日光アレルギーで荒れてた瞼も、ウソみたいに、ツルツルになってる!

 

朝からこんな元気な声の姪は本当に久しぶり。彼女も完全復活した感じ。

オバとしての責任を果たせたかなぁ〜。