情報量


総務省情報通信政策研究所の、2009年度の「我が国の情報通信市場の実態と情報流通量の計量に関する調査研究結果」によると、平成21年度の流通情報量は7.61×10の21乗ビット(一日あたりDVD約2.9億枚相当)、消費情報量は2.87×10の17乗ビット(一日あたりDVD約1.1万枚相当)だそうだ。

http://current.ndl.go.jp/node/18825
http://www.soumu.go.jp/main_content/000124276.pdf

流通情報量のDVD2.9億枚に対して、消費情報量1.1万枚というは、ほとんどの情報が消費されていないってこと。人が消費できる情報量には、限りがあるということだろう。

さらに2010年以降は、SNSによる個人の発信によって流通情報量が増えているだろう。リツイートやシェアやコピー&ペーストで複製された情報がどんどん作り出される。単に、検索結果のURLを羅列したような「○○まとめ」みたいなページか、モノを売りつけるページばかり増えている。そのほとんどは情報というよりも広告費を稼ぐためのページ。

検索エンジンは、見せたいもの(=情報提供者が儲かる情報)しか見せてくれないのだ。

情報洪水の中で、検索方法を工夫してみても、本当に知りたい情報にアクセスすることは難しい。インターネットは素晴らしいインフラだが、今の状況は、もやもやとしたフラストレーションが残る。

しかしながら、そういう情報に満足する人がいて、そして、儲かる人がいて、それはそれで機能しているってことなんだよね。

私みたいは中途半端な人間には、毎日がフラストレーション。検索エンジンも変えてみよう。