日焼け


毎年、海の日の前後になると「どこか行ってきたんですか?」と訊かれる。

「いいえ」と答えると、「よく焼けてますねぇ」だって!

 

毎年間違いなく誰かからはそう言われる。今年は色白の男性社長に言われてしまった!その社長は6月末に石垣島に行ったというのに、全然、日焼けもしてないんだもん!

 

今年は母の言いつけを守って日傘も差して、用心していたつもりなのに。5月ごろから徐々に日焼けしはじめて、紫外線量に比例して黒くなり、7月頃にはすっかり日焼けしている。私が基本的に夏はノースリーブなのは、日焼けの跡がつかないようにするため。
しかし、全身を覆っていても、目から入ってくる紫外線でもカラダは反応してメラニンを作り出すそうだ。私の日焼けはまさにそん感じ。つまり露出していない部分も日焼けする。だから、あまり日焼け跡はつかいない。

 

子供の頃から母に「本当に色が黒いわ」と言われ、ロ◯ット洗顔パ◯タで洗顔させられていた。「白子さん、黒子さん」のコマーシャルを見るたびに「名前は白だけど肌は黒」と思っていたし、川端康成の「眠れる美女」を読んだ時も「私は黒いほうの少女ね」なんて想像した。

 

そんな私も化粧品会社に入り、開発にかかわったクレイマスクを使っていた頃は「肌が白い」なんて言われた時期もあったんだけどなぁ。クレイの吸着力で毛穴の汚れが取れるのと、クレイに含まれるミネラルが肌の代謝を助けていたんじゃないか思う。確かにいい商品だった!

 

長年アメリカで暮らしていた友達が最近の日本の女の子を見て「白人以上に白い!」と驚いていたことがある。それほど真っ白な感じの子がいる。元々のメラニン量が少ないんだろうか?UV化粧品のおかげだろうか?

 

メラニンはお肌の大敵のように言われるが、紫外線が体内に入るのを防ぐ人間に備わった生体防御反応のひとつ。だから、メラニンが少なく、色白の人は日光にあたるとサンバーンを起こしやすいし、白人は皮膚ガンも多い。実際、白人と黒人とを比較すると、黒人の肌は元々のメラニンが多く、太陽による影響を受けにくいと言われている。それだけ、肌が丈夫という訳。

 

電車の中で隣に座った女子の腕の白くきれいだったこと!なめらかで柔らかそうな腕の形から20歳前後かな?顔はどんなにキレイなことだろうと見てみたら、顔中ニキビだらけで真っ赤だった!カラダと顔でも肌って違うのよね。ひょっとしたら日光アレルギーなのかなぁ・・・・

 

父譲りで少々色黒だけど、 丈夫な肌に産んでもらったことは母に感謝!