私は、かなりのコメ好き・・・
週末、実家に戻ると未だに上げ膳据え膳で昼食をとる。昨日もそんな一日。
80歳過ぎの母は、私の好物「炊きたてのご飯」を食べさせるのが自分の役目と思っているので、これも親孝行のうち。
実家のお米は、私の知り合いのお米屋さんの社長にお願いしている。毎月どんなお米が届いているのか知らないが、その時々で一番美味しいお米を送っていただいているようだ。
私は、実家のご飯が、外で食べるどこのご飯より美味しい!と思う。昨日も軽く3膳食べてしまったよぉ〜。
実は、私好みのお米で、完全にあちらの方が美味しいという和食屋があるが、これは母には食べさせていない。5Kg¥4,500はちょっとねぇ。プロが炊いたご飯だから、そのあたりの違いもあるだろうし。
お米の味も炊き方も人それぞれに好みがあるから、私が好きなお米をみんなが美味しいと感じるかどうかは別問題。父と母とでも、ご飯の炊き方や味の好みが違っていた。
ただ、母はお米に関してとてもうるさい。そして、母と私の好みが似ている。
お米に限らず、母はだいたい変なところに変なこだわりがある。私もよくそう言われる。母娘って困ったところまで似てしまう。それほど、母親の影響は大きいってことね。食生活はその最たるものかもしれない。
母はお米の甘みともちもち感にこだわりがあるように思う。そして、毎回、微妙な違いにも気づく。米の大きさが小さいとか大きいとか、粘りが強いとか弱いとか。これまでのところ、その社長から送っていただくお米で、一度だけ、母が美味しくないと言ったことがある。
お米屋さんに問い合わせると「水の量とか、炊き方がちごたんちゃいます?」と言われたが、母は水の量も炊き方もいつも同じ!と断固として譲らない。そして、私も食べてみると、確かに母が言う通り、ちょっと違うのよね。
そして二人で「これはアカンな!」となった。
母は毎月お米を5Kg買っていて完食する。私が実家でご飯を食べるのはせいぜい月に1回。なので、銘柄は同じかもしれないが、違うロット(精米の日が違うというのかな?)のお米を食べることになる。不思議なのは、1ヶ月以上空いても、前回のお米との違いがわかったりする。こういう微妙な違いも、食味計で測ったらわかるんだろうか?私は人の感覚の方が優れているような気がする。
実家で食事をするときの母との会話はこんな感じ。
母
今回のお米、どう?
私
前回より粘りが少なめやけど、味はええんじゃない。美味しいわ〜
母
あんた、お米の味、よくわかってるね〜
今回のお米はね・・・
母と私はお米に対して細かい好みがあるが、妹はかなりおおらかなようだ。妹一家のお米は、ダンナさんの実家から送られてくる。
母も私も、亡くなった父も、このダンナさんの実家から送られてくるお米がどうも好みに合わない。新米の季節、このお米が届くと最初は食べているが、しばらくすると母から電話で「もう、限界。いつものお米、頼んでおいて!」と言ってくる。
母は、妹のダンナのことを「なんで、お米の味がわからんのやろ?」というが、人それぞれ、食べ慣れた味っていうのがあるからねぇ。
私は自分が美味しいと思えないお米だと、全然、食べられなくなる。ダイエットしたい人は、自分好みでないお米を選ぶのもええかもよ?
こんなコメ好きの私も、あることを境に、夜はご飯を食べなくなった。それだけにお昼は美味しいご飯をしっかり食べたい!