足熱


入浴」でも書いたが、一昨年の夏の終わり、朝、起きたらお尻がしびれて、起き上がれなくなった。

私が頭寒足熱を励行するようになったのは、それからのこと。

 

頭寒足熱を私に意識させてくれたのは、韓国の女性だ。

イタリア製カラートートメントのビジネスを考えていた時、彼女が言うには、カラートリートメントを洗い流す時の注意として、熱いお湯で流すと効果が落ちるらしい。

韓国女性
アツいお湯で洗い流したらダメよ。
熱くない、ぬるま湯で洗い流して。
ワタシは、水で、流してるよ!


水?
日本人は熱いお湯が好きだから、それは難しいんじゃない?
夏は良いとしても、冬はぬるま湯だと寒い!

韓国女性
ニホンでもいうでしょ?頭は冷やしなさいって!


頭寒足熱のこと?

韓国女性
そう、それ。
だから、頭洗う時は、水の方がいいじゃないの?

 

ユーザーフレンドリーとは言えない考え方だし、無茶苦茶やなと思ったけれど、確かに頭寒足熱は昔から言われている健康法のひとつ。

それまでの私は、夏場でもお湯は42度と高め。ヘアサロンでシャンプーしてもらうときも「熱めのお湯にしてください」と頼んでいた。

熱いお湯でシャンプーすると、頭皮の皮脂が必要以上に奪われ地肌が乾燥しやすくなるし、キューティクルが開いて、髪の乾燥やヘアカラーの退色の原因になる。
確かに、ぬるめのお湯でシャンプーするようになってから、髪の乾燥は緩和されたように感じる。

 

いろいろ調べているうちに、人間の体温は、上半身が高く、下半身は低くなっていて、この上半身と下半身の体温の差をできるだけ小さくするのが「頭寒足熱」だと知った。

そういえば、若い頃から、お尻や太ももは夏でも冷たくて、30代半ば頃には、夏にカイロを貼っていた時もあったほど。ちょうどその頃からセルライトが気になり始めた。

太ももがパンパンに張って、階段を昇れないほどになったこともあり、下半身はいつも水につかっているような状態だったのだと思う。

 

私がしている足熱の方法は・・・

  1. 夏でも必ずお風呂に入って温まる。
    お風呂の温度設定を以前より低めに設定して、30分くらい入る。
  2. 夏でも自宅では必ず靴下を履いて、足首にはレッグウォーマー。
  3. 寝る時は、腰から下の部分だけ、シーツの上にフリースを敷く。こうすると腰、お尻、太ももが冷えない。
  4. 冬用パジャマのパンツを履く。
    お腹、お尻、太ももの冷え予防を手軽にできる。

3と4は、つい最近、始めた。

 

頭寒で書いたように、頭にはアイス枕をしているので、暑くて眠れないなんてことは一切ない。

頭寒足熱を意識的につくって寝ると、全身の体温バランスがいい感じで目覚められるように思う。

そして、最近、気づいたことは、セルライトも目立たなくなったような・・・。今年なら、人生最後の水着を着てもいいかな?と思えるくらい。実際には着ることはないと思うが・・・

 

東洋医学では、多くの病気は「頭熱足寒」の状態が続くことで生じるとされているそうだ。
なんだかんだとカラダの不調を並べ立てている男性諸氏も試して損はないと思いますよ!