はみ尻


私の前をスタスタと歩いている女性のお尻が・・・

ちょっとゆるめのパンツを履いているお尻が、歩くたびに、ゆさ、ゆさ、揺れる。

目を凝らして観察してみると、お尻がショーツからはみ出していて、その「はみ尻」部分が歩くたびに揺れている。

パンストをはいていればそうはならないはずだが、パンツの下にはショーツしかはいていないようだ。

 

顔を見ていないので年齢はわからないが、若くてもお肉が柔らかいと、こういうことが起こる。私自身もそうだからよくわかる。

だから、私のショーツ選びは、はみ尻にならないことが優先課題。
選択肢はふたつ。
すっぽり包み込んでくれるデカパンか、いっそのことお尻を隠さないタンガやGストリング。

自称パンツ屋のRTさんに「Gストにしなさい!絶対、お尻の形がよくなるから」と言われて以来、RTさんのオリジナルGストが定番。一度、はき始めるとやめられない。

いま、ガールズトークで実施中の「ブラとショーツに関するアンケート」でプレゼントしているのがRTさんの会社のものだ。

 

化粧品会社に勤務している頃、朝礼当番の日に、社長室に社長を呼びに行き、部屋をでる間際、

 

社長
キミ、パンツが写ってるやないか!なんや、その格好は!

 

と怒鳴られ、若干、23歳の私は、顔から火が出るほど恥ずかしい思いをした。
しかも、これから朝礼でみんなの前に立つというのに。

その日は、DCブランドの白いコットンのミニスカートだったのだが、裏地がついてなかったから、夏の日の光が当たれば、丸写りだったにちがいない。

朝礼の後、私はもちろん、直属の課長まで、「部下になんちゅう格好させてるんや!」とさんざん叱られた。
得意先のお客様にお茶をだしたりするのが多い部署で、パンツ丸写りの女子社員じゃ、確かに、会社として格好悪いわなぁ〜。

言い訳ではないが、お客様が来られる日は事前にわかっているので、そういうときは、きちんとした格好で行っていたんだけど。

 

その当時から、どんなショーツをはいても、はみ尻になって、しょっちゅう、ショーツの下を引っ張っていた気がする。同じく化粧品会社時代、隣の課の課長からは「いっつも、いっつも、尻の下を触るな!」と怒らた記憶がある。

ガードルをはけば解消されるのかもしれないが、締め付けられるのは苦手なのだ。

 

ガードルをつけてカチカチのお尻も可愛げないし、かといって、お肉がはみ出ているのもどうかと思うし、洋服を綺麗に着こなすには色々工夫が必要だ。つまり、手間暇がかかるということ。まあ、パンストでかなり解消されるんだけどね。

お尻は体操をしても、そう簡単には変わってくれない。日々、重力に逆らう努力をしても、なかなかアップにはつながらならない。継続あるのみ・・・か。