母と娘


私には、子供のころに、母と一緒に何かをしたという鮮明な記憶がない・・・

 

両親は、親に言われたから結婚したという、昔には多いタイプの結婚。

母は22歳で29歳の父と結婚して、正直、「おっさん」としか感じなかったそうだ。当時、母は、魚屋のお兄ちゃんが好きだったらしく、威勢のいい若い青年と比べれば、29歳は、確かにおっさんだっただろうね。

 

中学生の娘にこんな話をするくらいだから、母が父をオトコとして、ものすごく愛しているとは思えなかった。恋愛結婚だって、時が経てば、そんなもんかもしれないけど。

そんな母にことあるごとに「あなたはお父さん似だから」と言われて、私はとても傷ついたんだよね。そう言われるたびに「なんでも正直に話をしていいわけじゃないのね?」と思うようになっていったような気がする。

気がつけば、母とはあまり話をしない娘になっていた。
母とようやく気を張らずに話ができるようになったのは、ここ3年くらいことだ。

母はユニークで面白い人なので、人としての興味はつきないのだが、母親としてはどうなんだか。私との相性の問題かな?

 

が、それでも、ブログを書いていると、母がこう言った、母はこうしていたとよく書いている。娘としての縁は薄くても、知らず知らずに、母親の影響は受けるものだなと再認識。

私の影響を受ける子供がいないのは、世の中のためによかったのかも。ねぇ・・・

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