マッサージ


私は、結構、マッサージが上手だと思う。
マッサージフリークの男子Kちゃんは、私が彼の頭をマッサージすると、ほぼ瞬時に眠ってしまう。

人をマッサージすると疲れると思われるが、私は、人をマッサージしていると、自分自身が気持ち良くなるという特技(?)がある。自分が背中をマッサージしてほしいときに、人の背中をマッサージすると、私の背中もほぐれる。そんな感じ。
プロのマッサージ師もそうなんだろうか?

 

小学6年生の頃にはすでに肩こりがひどく、就寝前には、父と交代でマッサージしあうのが日課になっていた。就職して初めてのお給料で、父が通っていた按摩屋へ。施述をしてくれたのは、小柄で、痩せたおばさんだったが、それがもう飛び上がるほど痛くて、翌日は揉み返しでぐったり。

が、これをきっかけに、月1回マッサージへ行くのが楽しみとなり、50歳くらいまで続けていた。ときには1回3万円という施述を受けたこともあるが、結局、施述を受けると気持ちはいいけれど、コリや体調不良の根本的な原因は解消しない。
相手は完治させると商売にならないわけね?と思い始めてから、自分のからだは自分でメンテナンスすることに切り替えた。

朝の体操は、そのためのもの。基本的にはこりやすいので、朝は時間をかけないとほぐれない。

数日前の公園で、昭和9年生まれというおじさんに

あんた、細いし、スタイルええから、身体が柔らかいんやな
わしら、腹でてるし、前屈なんかできへん

と言われたが、

おっちゃん、それは、違う!違う!
運動して、柔軟になったんやし、以前よりスタイルもよくなったんや!

 

声に出して言いはしなかったが、身体は手をかければかけただけ、ちゃんと答えてくれる。
他人にはわからないほどの変化だろうが、自分自身が変化を一番わかっている。
MR.100に言われた「身体と心はいくつからでも鍛えられる」ことを実感したねぇ。