先日、女性でいくつになっても少女のような人は少ないと書いたけれど・・・
でも、たまに、お嬢様のまま母になったと思える「お嬢な女性」に出会うことがある。
そして、私は、結構、そういう女性が好きだ。というか、女として興味がある。
エステオーナーのSさんとは、数年前にバーで出会って、一度お会いしただけだったけれど、私がウイッグの販売をしていることを思い出して連絡をいただいた。たまたま同じ年だったこともあり、お互いに興味をもったってところだろうか?
そして、4月末、3年半ぶりに再会。
初めて会った時と同じく、ふわっと女性らしいファッションで現れた彼女。
ハリのあるサテン風の生地の膝丈のスカートに、レモンイエローのカーディガン。
以前のブログで書いた「ブラデリス」しかつけない女性は、彼女のことだ。
私:
今日も素敵なお洋服!私もそういうの着てみたいわぁ。
Sさん:
あら、そうぉ?ありがとう〜。
でもね、私、普通の洋服は、何を着ても似合わなくって、いつも何を着るか悩むの。
息子には、
「お母さん、うちの近所に、そんな洋服を着て歩いている人、いないよ!それ、衣装じゃない〜」なんて言われているの。
でも、よく似合っているから、全然、OKだと思うけど。
息子としちゃ、ちょっと恥ずかしいってことだろうか?自慢のお母さんだと思うけどな。
2時間弱、カフェでお茶しながら話をしたけれど、やはり元々がお嬢様育ち。一般企業に勤めに出たことはなく、短大卒業後、花嫁修行を経て、結婚。その後、離婚して実家に戻り、再婚。再婚相手のご主人の仕事の関係から、非常に恵まれた条件で、エステを始めることになったそうだ。
その間、私も彼女のペースにあわせて、ゆっくりと話を聞き、話をした。
いつもとは違う時間の進み方に、ある意味、心地よかった。
話し方は、ゆっくり、おっとりしているけれど、マイペースで、自分が言いたいことは言い、聞きたいことは聞く。このあたり、やはり、仕事をしている人だなと感じる。
Sさんは、滑舌が悪く、声も出ないからと、話し方のレッスンを受けているらしいが、今のままで魅力的だと思うけどなぁ。
もう一人、最近出会ったお嬢な女性は、スペイン雑貨店のオーナーKさん。
Kさんとの出会いは、ある展示会で彼女のブースが、私がお手伝いをしたブースのちょうど前にあったことがきっかけ。
Kさんは、胸が大きく開いた、スペインらしい大胆なプリントの、オレンジのロングワンピースを着て現れた。胸元には彼女が取り扱うスペイン雑貨の大振りのネックレス。
聞くところ、スペイン語を専攻して、スペイン留学し、趣味でフラメンコを始めて、スペイン文化を広める目的で、スペイン雑貨をはじめたらしい。生きがいは、働く女性を応援することだそうだ。
そのワンピースがとてもよく似合っていて、
私:
そのドレス、とっても素敵ですね〜。よく似合ってらっしゃいます〜
Kさん:
ありがと〜。
ワタクシね、胸が大きいので、胸がつまったものを着ると、余計に胸が大きく見えてしまうのね。だから、胸が空いた洋服が多いので、こういう大振りのものをつけるといいかなぁと思って、それで、こういう商品を取り扱っているの。
でもね、お家でも着ていると、息子たちに「もう、お母さん、いい加減、そういうのはやめてよ」なんて言われちゃっているけれど・・・
Kさんは、声が高めでクリア、話し方も、表情も、仕草も、とっても可愛い女性。確か、around 50。
仕事で、しかも、東京から来て、それなりに経費も使っているはずなのに、
K:あっ!やっと5時!あと1時間で終われるわ。
なんて、小さく手を叩きながら、笑顔で言う。終わったら、お友達とスペイン料理を食べに行くらしい。
間違いなく頭もいい人なので、仕事をしたら、結構、手強いかも。
Sさんも、Kさんも、50をすぎても、女性の私からみても、とても可愛い女性。
子供を育てて、自分も好きな仕事をして、日々の生活も楽しんでいる。
そういう部分に、私は憧れを感じるのかな?
そう!自分が砂漠化していることを思い知らされるって感じかもしれないな。
バツイチで、子供のいない私は、こういう女性には、かなわないなぁ〜と思う。
女としての格が違うって感じ。
決して、自分を卑下しているわけではなく、生き方の違いとして。
お嬢な女性の共通点を私なりに分析すると・・・
・話し方がおっとり
・しなやかにマイペース
・自分なりのファッションセンスをもっている
・胸が大きい???
胸は今更、豊胸しても意味ないから(そうでもないか?)、今日から、少し、ゆっくり、話すようにしてみよう〜!ちょっと、違う世界がみられるかも・・・