百均と百貨店


20歳男子曰く、
「ボク、百貨店と百均って同じと思っててん。
この前、初めて阪急の地下に初めて行ったんやけど、面白かった!
こんなにいっぱいお店が出て頑張ってるんやなって。」

 

確かに、どちらも「百」の文字が入ってるわなぁ〜。
片や「数が多いという意味の百」、一方は「百円=安い」の意味だけど。

 

20歳男子だと、お使いとかを頼まれない限り、わざわざ百貨店に行く理由も見つからないか。

 

以前は、百貨店に直結した駅をよく利用していたこともあり、特に買い物がなくても、週1回は覗いていたが、考えてみると、私だって、訪問頻度は激減している。

 

だいたい、魅力的な商品が少なくなった気がするし、アパレル商品の価格も、よそで買うより割高に感じる。インバウンドだかなんだかで、日本人より、外国人客に目線がシフトしていて、品揃えも陳列も、サプライズもない。

なので、以前のようにちょっと覗いて目の保養って感じじゃなくなった。

 

お中元やお歳暮は、中身もさることながら、百貨店の包装紙(=ブランド)に価値があったし、母の日や父の日のプレゼントも、百貨店で購入するのが定番だった。理由は、母や父に似合う商品(その年代の人が買う商品)を売っているお店を知らなかったこともあるし、一番は品質が安心できる。サイズが合わなければ、交換にも応じてもらえる。

 

今時は、父の日プレゼントも、ネットで注文して、ショップから自宅に直送。
そんなんだもんね。それをスマートというのか?
送らないよりはいいんだろうけど、なんか、愛想ないなと思うのは、歳をとった証拠か?
だとしても、やっぱり、プレゼントは、一手間というか、自分らしさをプラスαしたいと思う。

それこそ、百均のラッピングでもいいしね。

 

30代後半の女子は「大阪の百貨店といえば高島屋。いつも、ちょっとおしゃれしておばあちゃんに高島屋に連れて行ってもらった。屋上で遊んで、食堂街でご飯を食べる。」という経験があるそうだ。
その感覚は、年代は違えど、私も同じ。

 

百貨店が急激にダメになってきたのは2007年前後からかな。やはり、リーマンショックはデカかったってことか。
確かに現在20歳の子たちは、百貨店よりイオンモールなんだろうね。

 

再び、百貨店らしい百貨店にまた行ってみたいわ〜

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