求職中の方向けセミナー参加者に、1日のPCやスマホの利用時間数を聞いたところ、最も長い人は8時間、少なくい人でも1.5時間程度。
PCを持っていない方が多かったことから推察すると、基本的にスマホ利用ということになる。
8時間と答えた20代男子は、していることは「ゲーム」。
「やめたくても止められない」のだそうだ。
30前後の男子は、家にいれば、床にゴロ寝しながら、スマホをいじってしまうそうだ。
確かに、私も、PCを始めて買った頃は、1日の8時間、ソラリアンをし続けたこともある。スマホも、コンテンツが増え、通信環境が良くなって、夜になると見ていたことがある。
しかし・・・
先日、地下街のトイレにiPhoneを置き忘れた日、「もし、出てこなかったら、しばらく、ガラケーにしようか」と真剣に考えた。
理由は、今の時点でiPhoneを買うのは勿体無いから。かといって、iPhone以外のスマホは持つ気もない。
これまでのiPhone発売日を考えると、毎年、秋(9月頃)には新商品が発売される。2年縛りから解放される10月までなんとか凌ぎたい。
ガラケーでもいいか?と思った理由の一つは、本当に、スマホが必要なのか?と最近、感じるようになったから。
仕事のメールはPCで受けられるし、1分1秒を争うようなやり取りが、今の私に必要かと考えると、まあ、大丈夫かな。
ゲームもしないし、せいぜい、電車の中でニュースアプリを開く程度。
ならば車中は、本を読むとか、人間ウォッチングするか、その方がよほどためになるんじゃないか?
商品情報だけが羅列されたメルマガはまず読むことはないが、海外のファッション情報系のメルマガは、つい、サイトにアクセスしてしまう。ちょこちょこっとリンクをクリックするだけで、結局、なんということのない情報を見ることに時間を費やしてしまう。30分なんてあっという間。
うまく「使わせられて」、知らず知らずに、時間を搾取されているとわかると、いや、ほんと、バカバカしい。
「50歳の祖母が孫を折檻して怪我をさせた」というようなニュースを見ていた母が、
「今の人は、いつも、携帯見ないといけないし、忙しいんやろうね。見られないと、イライラするだろうし。子供一人育てるって、本当に大変なことだから。」
姪が生まれた時、彼女が2歳になるまでは、父母(妹夫婦)、祖父母(私たちの両親)、それに叔母の私。大人5人で子供1人の面倒を見ているような感じだった。
一人で子供を育てるって、そりゃ、大変なことだと、子供がいない私でも想像できる。
子供を連れて出かけると、子供にも、周りにもいつも目配り、気配りが必要だ。当時は、携帯はなかったけれど、それでもちょっと目を話すだけで何が起こるかわからない。
電車の中で、乳母車を片手に、ず〜っと携帯を見続けるお母さん。ほんま、それでええんかな?