知人の男性の浮気がバレて、ちょっと大変なことになっているらしい。
G氏とは15年ほど前に、知人を介して知り合った。しばらく疎遠だが、私に連絡をしてくるタイミングは、ほぼ、奥様が不在のとき(まあ、普通、既婚者だとそうなのか?)だった。たいていは、仕事の愚痴か、子供たちの自慢話を聞いてほしいとき。飲み屋のママさんに聞いてもらうような些細なこと。なので、私は、聞き役に徹するのみ。
でも、妻の立場からみると、こういうのも「浮気」ってことになるんだろうか?
ずいぶん前のことだが、私が開いたパーティーに来てくれた女子といい仲になり、その顛末を私に報告したりするところが、悪気がなく、憎めないところでもあるが、しかしまあ、ちょっとねぇという感じではある。
こんなG氏の奥様は専業主婦。息子さんが「お母さんはお父さんを愛しすぎている」というくらいなので、かなりのヤキモチ焼きなのだろうと想像できる。
何が発端かはわからないが、過去の浮気がバレてしまったらしい(スマホでも見られたのかな?)。詳細はわからないが、奥様に詰め寄られ、浮気を認めた(認めさせられた)んだとか。
こういう女性は多いのかな?
若い頃、ダンナの浮気現場に乗り込んだという同僚もいたが、正直、怖いなぁ〜、こういう女性は。
30代半ばの頃、親友はダンナに「私たちは結婚していて、二人の関係は何があっても変わらない。だから、ヘソから下は自由にしていいのよ」と言ったが、これは、自信がある女性だから言えたことなのかな?
専業主婦の浮気も多いと聞くが、主婦が不倫に走るのも、夫の浮気を責め立てるのも、その原因の一端は男性側にもある。恋人であれ、妻であれ、「女性として敬意を払う」ことは大切だ。
以前、ガールズトークのアンケートに寄せられた「浮気」に関する悩みに答える形で、ゲイのミーモが書いてくれたコラムがある。
『生物学的にどうだかわかりませんが、経験則からいうと、男は本能的に興味を持った人とすぐに性交渉をしたくなる。
結婚してるとか、付き合ってる人がいるとか、そういう考えより先に、まず動物としてふれあいたいと思う。そして行動する。
だから、付き合ってる女性を裏切ってるとか、そういうキモチを持たないまま行動していることが多い。
女はそういう男のプリミティブな行動に対して、「これは浮気だわ!」と決めつけ、そこから不幸の物語を創造していくのです。
中略
女は男の浮気をコントロールしないといけない。
ストーリーテリングは女の役目なのですから、自分の思うように物語を描けばよいのです。
「感情より劇場」です。
付き合っている男の気持ちをよーく観察して、押したり引いたりして、彼の心を引きつけましょう。
決して感情的になってはいけません。
女優として、作家として、劇場的な振る舞いが必要なのです。』
賢い女性は、夫婦関係においても、妻、母親、恋人、親友等々を、楽しんで演じ分けられる人なんじゃないかな?
親友は「私ほどの女優はいない」と言って亡くなった。
やっぱり、すごいオンナだったのねぇ〜。